Synopsis
あの日も、今日のように雲ひとつない青空が広がり、ジリジリと太陽が照りつける夏の日だった。
突然の地響きと、けたたましく鳴り響くスマホの警報音。高台へと逃げる途中、主人公の少年は隣にいた大切な幼馴染・凪沙に「大丈夫?」と声をかけた。それが、彼女と交わした最後の言葉になるとは知らずに。
間一髪で津波から逃れ、一命を取り留めた主人公だったが、振り返った時にはすでに凪沙の姿はなかった。
あれから丸一年。蝉の声が消え、季節が巡っても、主人公の心だけはあの日の濁流の中に置き去りにされたままだった。
誰もいない校庭で、失われた「君」のいない明日をどう生きればいいのか――。
残酷なほど眩しい青空の下で、取り残された少年の終わらない喪失と葛藤を描く、切なくも鮮烈なヒューマンドラマ。
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