Synopsis
今から、少しだけ遠い未来。
めまぐるしい時代の変化により、千年以上続いてきた紙の記録は、その地位を片隅へと追いやられるようにもなってきていた。
その一部である、本という形も例外ではない。
今や特殊なものとなり、一部の好事家のみが愛するものとなった。
――そんな、変わりゆく時代の、ある一時。
穏やかに微笑みながら、彼女は今日も街を駆ける。
在りし日の、本の魅力を伝えるために。
壊れかけた本を、修復するために。
――本にまつわる、誰かとのつながりを、つなぐために。
Serialization Info
Web Novel