Synopsis
父が宝くじで三億円を当てた。
……なのに何も変わらなかった。
会社も辞めない。
軽自動車もそのまま。
家も建て替えない。
「まだ使わん。」
その一言だけを残し続ける父。
やがて親戚が押しかけ、父は玄関に番号札発券機を設置し、「保留」の判子だけを押し続ける奇妙な日々が始まる。
入力。
出力。
処理。
保留。
機械みたいな父を笑っていたはずなのに、
気づけば泣いていた。
……そして最後の最後、
全部ぶち壊される。
感動と狂気とティッシュ千二百個。
しゃくたにしゃくお、通常営業です。
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