Synopsis

「あなたは神を信じますか?」 ——それが、柊真の母の口癖だった。 ㅤ幼い頃に父を亡くしてから、母は何かに縋るように生きるようになった。信じるものがあることは、きっと幸せなことなのだろう。けれど柊真にとって、それはただ息苦しいだけのものだった。 ㅤ7月のある日、家に帰りたくなくて当てもなく彷徨っていた柊真は、夕立に降られているところをクラスメイトの空本青晴に助けられる。 「神様、見に行く?」 悪戯っぽく笑う青晴に連れられて、柊真は雨の中を歩き出す。何にも縛られず、自由に世界を見つめる青晴は、いったい柊真に何を見せてくれるのだろう。 ㅤそして辿り着いた場所で、柊真が見つけたものとは——? ㅤ本作はカクヨム甲子園創作合宿1週目『夕立』の参加作品です。

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Kakuyomu
Kakuyomu07/12/2026
  • Current旅立ち、夕立、虹の橋