Synopsis

月が落ちてくる。 そんな冗談みたいな事実で、世界は終わりを迎えようとしていた。 街から人が消え、公共サービスも沈黙する。 それでも十九歳の大学生、雨宮凪は、いつものコンビニでレジに立っていた。 理由は単純だった。 毎日同じ時間に来る、気怠げなその人――相沢湊さんに、もう一度会いたかったから。 「きみも結構な物好きだよね」 「逃げたら、湊さんに会えなくなりますし」 そして、月が空を埋め尽くす夜。 最後のはずだった二人の時間が、思いがけない形で動き出す。 月が綺麗ですね、とはもう言えなくなった夜の、少し不器用な恋の物語。 ※前後編2話 ※「小説家になろう」様にも投稿させて頂いております。

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Kakuyomu
Kakuyomu07/12/2026
  • Current月が綺麗ですね、とはもう言えない