Synopsis

群雄割拠の乱世を終結させたカリスマ王ヒディーヨッシュ・リッチヴァーセルが大陸中央部全域の支配を固めて王国を築いたのがわずか17年前。ようやく世の中が平和になり、盤石に思われた王国の支配体制なんだけど、9年前にカリスマ王が崩御してから、あちこちに亀裂が。 そんな情勢の中、ひとりの有力地方領主が、旧王国の東方辺境からその周辺をまとめる形で徐々に勢力を拡大。その有力地方領主イエアーストリッヒ・ヴァーチェリバーは皇帝を名乗り帝国を建国。 西の王国と東の帝国が直接的に正面衝突する大規模戦争があったのが7年前。トーガル辺境伯家からは長男タケーノ・トーガルが王国騎士としての忠義から供回りとともに王国側へ。我が父で当時の当主であるタメーノ・トーガルは領兵を率いて帝国側へ。俺ノブ・トーガルはというと、なぜかイエアーストリッヒ皇帝の近習として参戦。 各地での戦闘はほぼ帝国側の大勝利。再起不能な大敗を喫した王国側の敗残部隊は王都オーサクーアまで撤退し、幼王ヒーディリー・リッチヴァーセルを守って王城に籠り徹底抗戦の構え。ちなみにタケ兄も半年前まで籠城に加わっていた。 さすがに王城は難攻不落そのもの。背後に港を構え補給線も確保されてて、すでに7年間の膠着状態を維持。しかし、王国側からは離脱者も出始め、現在までに王都周辺を除くほぼ全ての領地が帝国傘下となり、正面突破は難しくとも持久戦と調略を得意とする帝国を前に、まさしく王国滅亡までの秒読みに入った情勢。 まさにそんな微妙な状況で、俺ノブ・トーガルは、兄と父を相次いで亡くし、悲しみにくれる暇もなく、新しい辺境伯になって、辺境領に戻ってきたわけだ。 というわけで、『辺境伯になったけど言葉が通じない俺が、なぜか先に地元を完全攻略していた元・敵国のお姫様に救われるお話』、スタートです。

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Syosetu wo Yomou
Syosetu wo Yomou07/11/2026
  • Current辺境伯になったけど言葉が通じない俺が、なぜか先に地元を完全攻略していた元・敵国のお姫様に救われるお話