Synopsis
「本日のメインイベントは、刺繍でございますわ」
にっこりと微笑んで告げたのは、この茶会の主催者である公爵令嬢だった。刺繍など一度もしたことがない転生令嬢エリナは、王宮の茶会で公開処刑寸前。
周囲の令嬢たちが見事な刺繍を披露する中、彼女が縫えたのは不格好な赤いハートだけ。
ところがそれを見た王太子エリオットが「素晴らしい」と絶賛し、なぜか刺繍を所望してくる。
喜ぶ間もなく、エリナは思い出す。自分の刺繍には、見る者を魅了する加護が宿っていることを。
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