Synopsis
冒険者教典、一部抜粋
その世界には、「狐人」と呼ばれる冒険者がいた。
狐の面をかぶり、素顔が一切分からない、S級冒険者であった。
幾万という魔物の軍勢を前にして、一度も引かずに戦い続けた彼は、いつしか、
畏怖、畏敬の念を込め、「狐人」と呼ばれた。
彼は転生者でありながら、勇者にもならず、英雄にも救世主にもならず、ただ凡人であり続けた。
魔王、魔族と全種族間による、絶対的不可侵条約を結び、平和になったであろう世界の数十年後のお話。
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