Synopsis

希少金属と石油がもたらす歪な富、そして飢えと病が蔓延する国・ザイラ共和国 スラムの路地裏で死体から髪や歯、爪を淡々と剥ぎ取り、道具やお守りに加工して売る少年がいた。 名前はない。人々から「ウジ」と蔑まれ、それを自らの名とした。 彼には道徳的葛藤も希望も絶望もない。 ただ今日を生き延びる生活のためだけに手を動かし続ける。 やがて、先進国の援助による民主化革命が成功し、首都は急速に近代化へと舵を切る。 しかし、華やかな高層ビルの影でウジの生存戦略は「国家の恥」として糾弾され、スラムの人間たちの思惑や激化する若者集団の暴力に巻き込まれていく。 激動する時代の濁流、変わりゆく人々の倫理観の中で感情を持たない少年はどこへ向かうのか?

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu07/06/2026
  • Current死体あさりのウジ