Synopsis
山あいの小さな村から外へ出るには、東と西、二つの道がある。
春から西の町へ勤めることになった私は、村はずれの森を抜ける古い隧道を通勤路にすることになった。
昼でも暗く、湿った水音が響くその隧道には、昔、若い男女が車で無理心中したという噂がある。
祖母はいつも言っていた。
「絶対に乗せるな」
それは、自転車での通勤をやめ、安全な車を通勤手段とした時から始まった。
古いトンネルを通勤路として使う人には、読んで欲しくないお話ーーー。
Serialization Info
Web Novel