Synopsis

ある朝、世界から色が抜けはじめた。夕方には人が止まり、夜には空が裂けた。 地球は「剪定」された――多元宇宙の管理機構に、枯れ枝のように刈り取られたのだ。 たったひとり狭間に弾き出された大学生・空木廻が流れ着いたのは、あらゆる世界の 交差点にある「界門都市」。無数の世界へ通じる門と、門をくぐって働く越境者 「渡り手」たちの街だった。 ステータスは最弱、スキルなし。それでも廻には、誰にも真似できないことが一つだけあった。 どの世界にも属さない者だけが持つ器――世界の根本法則「界律」を、持ち帰れること。 消された故郷は、諦めない。地球を取り戻す手がかりを求めて、最弱の新人渡り手が 三千世界を昇っていく。 これは、世界に忘れられながら、世界を覚えつづける男の物語。

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Syosetu wo Yomou
Syosetu wo Yomou07/05/2026
  • Current忘却世界の渡り手ーー忘れないと決めた男の忘れられる旅