Synopsis

現実の本名よりも先に覚えた“名前”がある。 ネットで出会ったふたりの距離は、本名よりも軽くて、本名よりも深い。 会おうと思えば、手を伸ばせば届く距離になっても、僕たちは互いをアカウント名で呼び合う。 それは現実から逃げているわけではなく、この場所で紡いできた時間を愛おしむための、小さくて優しいおまじない。 画面越しに灯る小さな光と、通知音の鈴の音。 曖昧で、けれど確かなふたりのつながりを描いた超短編。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu07/30/2026
  • Current本名より先に覚えた君の名前