Synopsis
45歳、独身。
時任朔太郎は、古びた時計店で機械式時計を修理して暮らしている。
店の奥には、黒い箱に大きな真鍮の時計を埋め込んだ、しゃべる機械がいる。
朔太郎はそいつを「堅物」と呼んでいた。
ある日、亡くなった父の時計を持った女性が店を訪れる。
その時計は、旅館のロビーでは動くのに、寝室へ移すと止まってしまうという。
時計の音に隠された家族の記憶を、時計職人とおしゃべりな機械が読み解いていく。
時計にまつわる謎と、人の心に残った時間をめぐる、少し不思議な日常ミステリー。
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