Synopsis
俺——枝折 律希《しおり りつき》には密かな楽しみがある。
密かなといっても、それはただ雨の日に大学の図書館で本を読むといったもの。
でも、俺にはそれがとても大事なもので、毎日の疲れがとろけるように溶けていく。
講義や課題、バイトなどで溜まっていく疲れを、取っていたある日のこと。
何気なく取った本を開くと、そこには手作りであろう栞が挟まっていた。
俺はそれを受付に預けると、いつものように読書を始めた。
その栞が彼女との出会いをもたらすとは、つゆとも知らずに。
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