Synopsis

引っ越してきた部屋の出窓に、淹れた覚えのない紅茶が置かれていた。 日没前の十数分だけ、西陽が床に金色の帯をつくる。その間だけ、同じ部屋にいる誰かと、ものを受け渡すことができた。 会うことはできない。声も届かない。 曇ったガラスに文字を書いて、光が消える前に読む。それだけ。

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Kakuyomu
Kakuyomu07/27/2026
  • Current西陽のとどく頃