Synopsis
推しの名前が、毒魚だった。
だから三年間、誰にも言えなかった。
でも本当に恥ずかしかったのは、
推しの名前じゃなくて、
笑われることを怖がっていた自分だったのかもしれない。
音が消えても踊り続けた、たった数秒。
その数秒は、誰かを救うために作られたものじゃない。
それでも、人は勝手に救われる。
笑って読めて、
最後に少しだけ背筋が伸びる。
これは、
「推し活」と「会社員」と「始発電車」が起こした、
たぶん世界で一番どうでもよくて、
一番人生を変えた十秒間の話です。
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