Synopsis
「探索者になればいいじゃない」
そう言われても、俺は人と組むのが苦手だった。
神代冬馬、25歳。
ダンジョン時代の現代で、俺が選んだ仕事は探索者ではなく――配送員。
ダンジョンへ潜る探索者へ荷物を届ける、地味な仕事だ。
だが、突然のダンジョン出現による遅延で責任を取らされ、俺は職を失う。
ならば、もう誰かに迷惑をかけず、一人でできる仕事をするしかない。
まさかそれが、後に多くの探索者から頼られる仕事になるなんて――この時の俺はまだ知らなかった。
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