Synopsis
私は、六歳のとき、特別な魔法使いの弟子になった。
その魔法使いの名前は、クローディア・ギルハザード。「極光の魔女」なんて二つ名がつくすごい人で、世界にたった十人と言われる特級冒険者の一人。
きっかけは、私がクローディアに命を救われたこと。魔物の餌になりそうだったときに、助けてもらったのだ。そのとき、弟子にしてくれとお願いして、認めてもらった。
始めは、ただ憧れていたと思う。でも、憧れはいつしか恋に変わった。
私が明確にクローディアへの恋心を自覚したのは、十歳のとき。
クローディアに好きだと告白したのは十二歳のときで、私と結婚してくれと最初にお願いしたのは十三歳のとき。
しかし、クローディアは私のアプローチをのらりくらりとかわし、関係は進まない。
それでも、十五歳になったときには……。
「三年間、王立魔法学校で学びなさい。暮らしの拠点も、こんな辺鄙な森の中ではなく、王都に移すこと。広い世界を見て、それでもまだエルミナが私を好きだと言うなら……私と結婚しようか」
クローディアから、私はそんな言葉を引き出した。
「わかりました。私、三年後も絶対に師匠のことが好きなので、卒業したら、私と結婚してください! 約束ですよ!」
そんな約束を交わして、私は王都へと旅立った。
その後、魔法学校での日々はなかなかに充実したものではあったけれど。
私は、ずっとずっと、クローディアのことが大好きだった。
そして、私は十八歳になり、魔法学校を卒業し、私はクローディアの元へ。
「師匠! 私、十八歳になってもあなたが好きです! 結婚しましょう!」
私のプロポーズを、クローディアは受け入れてくれた。
ただ……私と同じ気持ちを、クローディアが抱いていないことも、わかっていた。
私はクローディアに恋をしていたけれど、クローディアは私に恋していない。クローディアが私に抱くのは、師弟愛や家族愛。
それでも私とヤることはヤるのだけど……それはそれとして、私は、クローディアに、私に恋をしてほしいと思う。
クローディアと新婚旅行なるものに行くことになったので、この旅でもっと成長して、私はクローディアに恋心を抱かせたい。
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