Synopsis
津波によって、『禍玉』なるものが漂着する。
日常的に呪術が成される時分、あろうことか『禍玉』が宮中に持ち込まれることとなる。
それは人の心に入り込み、命を次々と吸っては次の者へと渡る。
果ては、井戸水が淀み始める。
その連鎖を止めるために選ばれた光明、そしてその友、芥。
現世と常世の境が曖昧になる中、中務省を統べる養父が光明に命じる。
「戸を閉じなくてはならない。死者はすでに放たれた」
世界のあわいの中で、光明たちは思いもよらない事象に巻き込まれていく。
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