Synopsis
二年前の事故で両親を失い、声を失った少女、七瀬詠(ななせ・うた)。
もう歌わない。
もう声なんていらない。
そう決めていた詠を、幼馴染の橘澪(たちばな・みお)は軽音部へ引きずり込む。
担当するのはキーボード。
声を出さなくても、音楽の中にはいられる。
詠はそう思っていた。
けれど文化祭ライブの日、雷雨によって体育館は停電する。
マイクも、スピーカーも、キーボードも使えなくなった暗闇の中で、澪の生ギターだけが鳴りはじめる。
それは、詠が事故の日に最後に歌った曲だった。
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