Synopsis
「正義の話はやめろ。聞いてて、虫唾が走る」
かつて公式最高位・金級アルビトルだった男、レヴィ。
世界の紛争を裁く調停者として名を馳せた彼は、ある裁定で国を一つ消し、聖裁教会から破門された。
以後、彼は公式階級から外れた禁忌の裁定者、
《黒級アルビトル》と呼ばれるようになる。
今のレヴィは、腹を減らしながら各地の揉め事を解決する、だるそうな流れ者。
だが裁定に入った瞬間、空気が変わる。
彼は誰が正しいかを決めない。
勝者も敗者も作らない。
ただ、争う者たちが明日も生きていける出口を作る。
紛争を解決するたびに得られるカルマ。
その目的は、世界大戦を起こして封印された婚約者ヴェスパーを救うこと。
必要なカルマは、一億。
世界を壊した男は、世界に恨まれながらも、今日も小さな揉め事を畳んでいく。
いつか、終末の聖女を迎えにいくために。
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