Synopsis

キロプリ基地はすでに見捨てられていた。 そこには三千匹の魔猫と、第三方面部隊書割小隊書記官の僕だけがいる。 魔猫たちはおとなしく、暖かく、そして何を考えているのかわからない。ときどき補給物資が届くほかは、誰も訪れない。僕は業務日誌を書き、基地を見回り、魔猫に囲まれて眠る。 そんなある日、魔生物研究者を名乗る男が現れた。 それから時折、電話が鳴るようになる。 誰かと話したい。たったそれだけのことが、こんなにも難しかっただろうか。 見捨てられた基地で暮らす男と三千匹の魔猫の、少し不思議で静かな物語。

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Kakuyomu
Kakuyomu06/14/2026
  • Current見捨てられた基地と三千匹の魔猫、あるいは僕の業務日誌