Synopsis

わら一本から、みかん、反物、馬、そして屋敷へ。 善意と偶然の連続で長者となった男は、めでたしめでたしで終わるはずだった。 しかし翌月、屋敷に税務署がやってくる。 「この屋敷の取得経緯について、確認させてください」 昔話では流される「不思議なことに」「旅の人が」「お礼に」「めでたしめでたし」。 そのすべてを、税務署は見逃さない。 わらの取得経緯、あぶ付きわらの付加価値、みかんから反物への交換、馬から屋敷への価値移転。 昔話の夢が帳簿に並べられていくうちに、男は気づいてしまう。 「私は、交換が上手いのでは」 やがて長者は、わらしべ式資産形成術、わらしべホールディングス、そしてわらしべ国の建国へと目覚めていく。 これは、税務署が昔話の曖昧さを整理した結果、長者が善人から建国志望者になってしまう物語。

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Kakuyomu
Kakuyomu06/12/2026
  • Currentわらしべ長者、交換履歴を税務署に見られる