Synopsis

詩人として名を残したかった李徴は、己の「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」に呑まれ、ついに虎になってしまった。 月下の山中で旧友・袁傪と再会した李徴は、自らの苦悩と詩への未練を語る。 しかし袁傪は、李徴の悲劇を聞きながらも、冷静にこう判断した。 「詩人としては未完成。虎としては即戦力」 喋る虎としての市場価値、大阪進出、月下朗読会、妻子への仕送り。 詩人として残りたい李徴と、現実と収益で救おうとする袁傪。 やがて李徴の詩は「タイガーボイス」として局地的に人気を得てしまい――。 これは、虎になった男が、詩人としてではなく声のいい虎として売れかける物語。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu06/12/2026
  • Current山月記、李徴が喋る虎として売り出されそうになる