Synopsis

(掌編 1000文字以下) 夜の沼に棲む怪異、沼御前。 古き時代より泥の底に封じられた蛇は、迷い込んだ人々を喰らい、その魂に宿る感情を貪って生きていた。 しかし、どれほど命を喰らっても満たされることはない。 遠い昔に失われた記憶。 人であった頃の名も姿も忘れ果てた今なお、ただ一つだけ消えないものがあった。 それは、愛し、苦しみ、恨み、そして求め続ける恋慕の残滓。 永劫の飢えを抱えたまま、蛇は今夜も沼の底で待ち続ける。 自らを縛るその感情の正体さえ知らぬままに。 * エブリスタにて公開中作品の転載となります

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu06/11/2026
  • Current沼御前