Synopsis
七夕の日、わたしは憧れの男性に告白した。
彼は驚くほどあっさりと交際を受け入れてくれた。
ただし、一つだけ条件があるという。
「君とは七月七日にしか会えない」
意味がわからなかった。
恋人なのに一年に一度しか会えないなんて、そんなの恋人とは呼べない。
だが彼は真顔で言う。
「ぼくには三百六十四人の恋人がいるんだ」
おかしな男性との不思議な会話の先で、わたしが気づいた本当に大切な人とは――。
七夕に贈る、少し不思議で心温まる短編小説。
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