Synopsis

土佐沿岸に異国船漂着の触れが廻る夜、浦方の帳を預かる男は、浜辺で見慣れぬ姿の女を見つける。 届け出るべきか、匿うべきか。 言葉の通じぬ女は、奥座敷で静かに息をひそめ、男の仕草をじっと見つめ続ける。 黒潮が運んできたものは、異国の漂着者か。それとも、帳面に収まらぬ何かなのか。 記すことを役目とする男の手が、しだいに迷いはじめる。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu07/02/2026
  • Current帳外に漂ふ