Synopsis

配信を始めた瞬間、画面が、ふたつに割れた。  その向こうに、もう一人の自分がいた。  雨に濡れて、逃げ惑う、俺が。 「おい、聞こえるか」  俺の声が、俺に、そう言った。  向こうで何かが起きるたび、こちらでも、何かが起きる。  助けを求める声。ひとりでに開く、戸。増え続ける、視聴者。  カメラを止めれば、終わる。  ――止められないと、気づくまでは。  ヤラセじゃない。心霊でもない。  画面の向こうの「何か」は、ずっと、こっちを見ている。  次は、それを覗いた、あなたの番だ。

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Kakuyomu
Kakuyomu06/28/2026
  • Current放送事故 ―バズるほど、人が○ぬ―