Synopsis
父の遺した両替商・白鷺屋が、番頭の横領で潰れた。
帳簿の嘘を墨の濃さで見抜く目を持つ十九の娘・澪子は、謎の豪商・鬼灯屋の若旦那・玄羽に「帳簿方として奉公せよ」と引き取られる。
鬼灯屋が密かに扱うのは、人とあやかしの間に流れる「縁」の帳簿。
澪子の目には、その光る数字が見えた。そして縁帳簿には――焦げた一行があった。
誰かが、鬼灯屋の縁を、内側から喰い荒らしている。
墨の濃淡で嘘を暴く没落令嬢と、孤独な鬼の若旦那が紡ぐ、大正あやかし×帳簿謎解き溺愛譚。第一部完結。
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