Synopsis

魔物と同じくらい怖いのは、魔法使いの執着だ。  光の力を持たないリアは、十八歳を過ぎると国から出なければならない。そのため、外国で働くための商売資格を取得するのが、卒業までの目標だった。一人でも生きていけるように。  そんなある日、傷の手当てをしただけで「魔力契約」を持ち掛けてくる怪しい魔法使いの青年セドリックが現れた。どうやら彼は初対面ではないらしい。(覚えていない――)  リアは契約を断った。十七歳で、あと一年しかこの国にいられないから。危険な「魔力契約」など、できるはずない。  でもそれは本心?彼は何度断っても現れ、危険な場面では必ず助けてくれる変わった人。  もし魔力なしであることを知られたら、みんなきっと離れていく。あと一年だけ、普通の人と同じように暮らしたい。でも、この人なら―― 「……契約したら、私から離れないですか?」  その瞬間から、百日間の契約生活が始まった。  魔力を手に入れたら彼ともお別れ――そう思っていたのに、謎は深まるばかり。 (この人何者なの?年齢は?え、王族直属!?) ――この契約が計画的であることを、リアはまだ知らない。

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Kakuyomu
Kakuyomu06/21/2026
  • Current「魔力のない貴女に未来はない」と言われ育ったので、最後の悪足掻きで“黒い魔法使い”と契約しました