Synopsis

名前も、過去も、帰る場所も持たない。それが彼女の、当たり前だった。 数年前、河川敷で保護されたとき、彼女には何もなかった。記憶も、身元も、名前さえも。行政の支援を受けながら社会復帰し、便宜上「ミナ」と名乗るようになった。 ブラック企業を過労で辞めた日、ミナはリュックひとつで旅に出る。目的地は決めない。自分がどこから来たかも分からないまま、ただ前へ進んだ。 行く先々で人と出会い、誰かの居場所を守りながら、自分はそこに留まらない。そんな旅が続く。 人間は過去で決まるのか。それとも、今どう生きるかで決まるのか。名前のない旅人が歩き続ける、人情ロードノベル。 ------------------ 本作品は連作短編形式を採用し、プロローグにあたる初めの3章、エピローグにあたるお話以外は、どこから読んでも楽しんでいただけることを想定し作成しています。

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Syosetu wo Yomou
Syosetu wo Yomou06/20/2026
  • Currentミナ、旅に出る