Synopsis

三十歳で探索者になった比嘉碧。 初期ステータスは高め。 ユニークスキルは二つ。 これは勝ったな、と思った。 なお、勝っていなかった。 レベルは上がる。 通知も出る。 なのに、ステータスがほとんど伸びない。 仲間たちは順調にDランクへ昇格し、次のダンジョンへ進んでいく。 一方の碧は、昇格条件に届かずEランクのまま。 そしてパーティーは解散。 気づけば九年。 四十歳。 探索者歴十年。 所属パーティーなし。 レベル39。 ランクD。 今日も初心者向けの首里城ダンジョンで、赤瓦鼠にため息をついている。 強くはない。 派手でもない。 ただ、首里城ダンジョンの段差と罠とモンスターの癖だけは、誰よりも知っている。 そんな万年Dランク探索者の前に、ある日、いつもと違う首里城ダンジョンが姿を見せる。 十年遅い。 けれど、まだ終わってはいなかった。

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Kakuyomu
Kakuyomu05/26/2026
  • Current万年Dランクの俺、十年目にしてユニークスキルが仕事を始めた 〜首里城ダンジョンに存在しないはずの門が現れた〜