Synopsis
小説家・芦戸未知郎(あしどみちろう)は死んだ。
享年三十五。死因は特発性心筋梗塞。
締め切りに追われる日々。
不規則な生活、睡眠不足、栄養の偏った食事――長年に渡る無茶な執筆生活のツケが、最後に回ってきたのかもしれない。
だが、死んだはずの未知郎の前に現れたのは、観察者を名乗る神だった。
神は望みを二つだけ叶えてくれるとのことで、未知郎は小説家としてスローライフを謳歌するための願いを話す。
一つは、病気とは無縁の健康な身体。
もう一つは、長く生き続けられる寿命だった。
剣と魔法の世界アヴァンシアへ転生した未知郎は、田舎の男爵家の三男として新たな人生を歩み始める。
家督争いとは無縁。アシド・ローの名で小説家デビューした彼は、長男と次男に家を任せて、王都へと移住。
目指すのは、前世で叶えられなかった理想の生活。
健康に気を遣いながら、好きな物語を書き続ける穏やかな日々。
……のはずだったのだが。
思わぬトラブルや事件に巻き込まれたり、するつもりのなかった恋愛にも――。
これは、転生した小説家が異世界で送る第二の人生。
時には事件を解き明かし、時には誰かの人生に関わりながら、のらりくらりと生きていく。
そんな男の異世界執筆スローライフ。
Serialization Info
Web Novel