Synopsis

「青春と愚行は切っても切れぬものだ」  人生において最も信用していないものは三つある。  第一に「絶対に儲かる話」。  第二に「君には才能がある」という言葉。  そして第三に、「もう一杯だけ」である。  詩人崩れの大学生・八坂が通う、根津の深夜喫茶『トントス(まぬけ)』。  二年休学中の尾崎。 風呂に入らない美大生・灰田。クールなトントスのバイトの女子大生・茉莉。そして、かつて学生運動の残り火にいたという謎の年上美女・西園寺玲子。  閉園後の植物園に忍び込み、 酔っ払いを右ストレートで沈め、「海が見たい」の一言で他人を鎌倉へ連行する。  そんな玲子に振り回されながら、 僕らは酒を飲み、本を読み、恋をこじらせ、 何者にもなれないまま夏を過ごしていく。  人生を勢いで運転する女と、 行き先のわからない若者たちの、 ろくでもなくて、少しだけ愛おしい青春群像劇コメディ。

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Kakuyomu
Kakuyomu06/09/2026
  • Current千駄木つついて墨を出す