English
Open menu
Interview
Recommendation
Rankings
Title search
Sign in
English
Synopsis
古いセーターの肘にできた毛玉を、爪の先で毟る。ただ、それだけの午後の話です。 「ごめんね」と口にして、何が、と訊き返されて、答えに詰まる。何への謝罪なのかは、言った本人にも分からない。取っても取っても、毛玉は湧いてくる。指はなぜか、いちばん擦り切れたところばかりを選んでしまう。 誰かのいちばん薄くなった場所に触れている、その手つきについての短い散文です。
Serialization Info
Web Novel
Service languages
Japanese
1
Japanese
1 platforms
Current language
Kakuyomu
Kakuyomu
06/07/2026
Current
毛玉
06/07/2026