Synopsis

2003年6月―― 2年生の遠藤綾花には、家にも教室にも居場所がなかった 唯一の逃げ場は、部員が自分ひとりしかいない文芸部の部室 綾花はそこで、顧問の教師と2人きりの無機質な放課後を過ごしていた そんなある日、幼なじみの松浦夏樹が綾花のクラスに転校してくる 久しぶりの再会に戸惑いながらも、夏樹が前の学校で居場所を失っていたことを知って 少しずつ彼との距離を縮めていく綾花 だが、夏樹に惹かれているのは綾花だけではなかった それぞれが孤独や痛みを抱えながら、不器用に誰かを求めてしまう 雨の降り続く六月 誰も悪くないのに、誰もが傷ついていく―― これは、生きづらさを抱えた少年少女たちの、ほろ苦く痛々しい青春の物語

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Kakuyomu
Kakuyomu06/07/2026
  • Current鈍色の六月、雨滲みのノート