Synopsis

高校教師・江口桜次郎のもとに、恩師・龍崎征臣の訃報が届く。 葬儀のため向かったのは、山奥に閉ざされた龍守村。そこでは、死者の罪を七つの儀式で返すという古式葬送――「七葬返し」が行われようとしていた。 龍崎の遺言で呼ばれたのは、江口、警察官の二階堂壮也、理科教師の五十嵐理人。 三人はそれぞれ、かつて龍崎に救われた“特別な教え子”だった。 だが、葬儀が始まった直後、最初の儀式「湯灌」に見立てられた死体が発見される。 降り続く雨で村は外界から切り離され、七葬返しの儀式に合わせるように、次々と死者が増えていく。 死者の名を消す最後の儀式「名消し」までに、三人は龍崎が隠していた過去へ辿り着けるのか。 恩師は本当に、彼らを救った教師だったのか。 それとも、救われたと思い込ませることで、罪を隠していたのか。 これは、葬式の形をした最後の授業。 そして、誰かの名前を正しく残すための、弔いのミステリ。 ――― 登場人物紹介 江口桜次郎 高校教師。恩師・龍崎征臣の葬儀に呼ばれ、龍守村の「七葬返し」に立ち会うことになる。 二階堂壮也 警察官。江口の高校時代からの親友で、同じく龍崎の教え子。 五十嵐理人 江口の同僚である理科教師。龍崎に別の学校で教わっていた、もう一人の教え子。 龍崎征臣 江口たちの恩師。死後、遺言によって三人を龍守村の葬儀へ呼び寄せる。 黒御門緋紗子 龍守村の葬送を預かる女性。「七葬返し」の進行に関わる。 神代拓馬 龍守村の役場職員。江口たちを村まで案内する。 神代恒成 村長の親族にあたる人物。葬儀の場で起きる異変に関わっていく。 百鬼夜子 龍守村で旅館を営む女性。村の事情に通じている。 犬神宗久 龍守村の有力家・犬神家の人物。葬儀の最中、最初の異変の中心となる。 龍守村の人々 古い家の序列と葬送儀礼を守る、閉ざされた村の住人たち。

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Syosetu wo Yomou
Syosetu wo Yomou06/06/2026
  • Current龍守村の七葬返し――葬列は七度死ぬ