Synopsis
気づいたら死んでいた。
気づいたら異世界にいた。
気づいたら魔王と呼ばれていた。
でも私がやったのは、枯れた土に水をやって、踏み荒らされた草原に種を蒔いて、川の流れを少し直しただけだ。
戦いたいわけじゃない。世界を支配したいわけでもない。ただ、この世界の「ずれ」が気になって仕方がなかった。
人間が栄えるほど、森が消えた。魔族が追われるほど、川が濁った。それって、おかしくないか。
これは、剣も魔法も使わない魔王が、ただ花を咲かせ続けた、静かな物語。
Serialization Info
Web Novel