Synopsis

聖女を選ぶ、儀式の日。 祭壇の聖具に手をかざしても、ひかりひとつ、返ってこなかった。 「才能なし」——そのひと言で、クロエは故郷を追われた。 おなじ頃、よその国でも。 鐘楼をまるごと吹き飛ばした子。 王城の庭を、ひと晩で森に変えた子。 にらみ合う両軍を、三日まるまる眠らせた子。 「制御不能」「災害級」、出来そこない。 そう烙印を押された元聖女が、ぜんぶで四人。 流れ着いたのは、辺境の村はずれ。 誰も寄りつかない、噂の幽霊屋敷。 〝経歴不問〟の住み込みメイド——その求人だけが、四人を拾ってくれた。 井戸の水は、お掃除のついでに澄みわたる。 熱を出した子どもは、看病のついでに笑いだす。 遠巻きだった村が、少しずつ、ほどけていく。 なのに、当の本人たちはきょとん顔。 自分こそ一番のハズレだと、四人そろって信じ込んだまま。 そうして、今日もお茶を淹れる。 追い出された四人が見つけた、いちばん幸せな居場所。 お茶とお菓子と、ついでの奇跡。 さて——今日は、どんな一日になるでしょう。 ※『小説家になろう』にも同時連載されています。

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Kakuyomu
Kakuyomu06/02/2026
  • Currentハズレ聖女四人、辺境の幽霊屋敷でのんびりメイド暮らし 〜今日もお茶とお菓子で平和です〜