Synopsis
月曜日の朝。
校門の前で、新一年生が、四人、固まっていた。
四人とも、新品の制服を、ぴしっと、着ていた。リュックも、新品だった。靴も、新品だった。ぜんぶ、ぴかぴかしていた。
そのぜんぶが、ぴかぴかのまま、固まっていた。
四人の前に、丸い胴体が、ぴょこっと、立っていた。
胸のランプを、業務中の早さで、ぴこぴこ光らせていた。
「――以上、本年度の、特区インフラ運用に関する、ご挨拶、でした」
新一年生たちは、誰も、返事をしなかった。
返事の仕方が、わからないらしかった。
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