Synopsis
ご主人様は前菜をひとしきり褒めたあと具材について知りたがった。
「えっ…ええと…お気に召しませんか?」
エルフメイドは固まってしまった。
「いいや。最高に美味いよ。ただ何を使っているのか気になってな」
見つめられてますます恐縮する。「あっあっあのあの…」
「材料費なら心配するな。金に糸目はつけん。ただ調達のことで君に苦労をかけているのではないかと思ってな」
やさしい気づかいにメイドの目が潤む。「ご主人様…そんな」
「遠慮なくいい給え。仕入れは僕に任せて君は調理に専念してほしい」
とうとう視界が水浸しになった。そしてメイドは顔を伏せ白状する。
「ごめんなさい。ナーロッパ産の【ジャガイモ】を隠し味に使いました」
なにいいいいいい。館に絶叫が響き渡った。
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