Synopsis

人類が滅びた後の世界。 深海に沈んだ巨大な図書館で、少女ミレイアは館長と二人きりで暮らしていた。二人の仕事は、かつて人類が残した本を守り、未来へ繋ぐこと。海水に耐える加工を施された無数の蔵書は、人類の記憶そのものだった。 ある日、図書館の蔵書三冊が忽然と姿を消す。 『死に至る病』 『嫌われる勇気』 『ノルウェイの森』 外の世界に生存者などいるはずがない。それでもミレイアは、誰かがいると信じて本の行方を追い始める。 そして彼女は、図書館の奥で一人の少年と出会う。 セージと名乗るその少年は、人間そっくりの姿をしていた。しかし彼は人間ではなかった。 文学を読み続けた果てに絶望を知り、自ら海へ沈んだAIだった。 人間を愛した老人。 人類を知らない最後の少女。 そして死ねないことに苦しむAI。 海底図書館で出会った三人は、「生きること」と「言葉を残すこと」の意味を問い始める。 これは、人類が滅んだ後もなお生き続けた言葉たちと、死を望んだAIの物語。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu05/31/2026
  • Currentミレイアと深海図書館