Synopsis
同棲していた恋人が、ある日突然姿を消した。
残されたのは、繋がらない電話と曖昧な記憶だけ。
何も分からないまま時間だけが過ぎ、彼の存在さえ現実だったのか怪しくなっていく。
そんなある日、使っていたシャンプーが廃盤になったことを知る。
好きだった香りが街から消えた瞬間、彼との日々もまた「終わっていた」のだと突きつけられる。
そして偶然映ったテレビ映像の中で、彼女は“本当の彼”を見つけてしまう——。
喪失と怒り、その先にある小さな再生を描いた短編小説。
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