Synopsis

体育準備室の中には、わたしと啓馬君が二人っきり。  とってもドキドキしてしまう。  だけど、これは大きなチャンスでもあるのだ。  彼にわたしのことをアピールしたい…  壁に全身が映るような大きな鏡がかけてある。  鏡の中にいるのは、田舎臭くて幼い女。いや、少女と表現した方が正しいだろう。  知性も感じられないし、だからと言って色気の欠片もない。  唯一の救いは、少女が非常にロリっぽいことか。  彼女の魅力を上げるために精一杯の努力と工夫をする。 半袖の体育着の襟を立てたり、ショートパンツに入れている裾を外に出したり、体育館シューズを脱いだりした。  女の脳の中は、啓馬のことでいっぱいだったのだが、気分が高揚しすぎていて、男の前では、なにも言えないし、男の体に触れることも叶わない。  女には腕力などないが、必要がなかったかもしれない。少なくとも男を振り向かせるためには。  この物語は男に興味を抱かせるための不器用な女の話である。  はずだったのだが、実は男は女から男に転生した「元女性」だったのである。

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Kakuyomu
Kakuyomu05/29/2026
  • Currentまともな純愛の話だと思って聞いていたけど、実は百合のお話だったの!?