Synopsis
地の国の国主の娘莉堵《りと》は、海の国の元締め渡津依《とつい》に嫁ぐが、婚礼の晩海の底の海竜の宮殿に拐われてしまう。
一月後渡津依の元に戻った莉堵は、めでたく渡津依と結ばれるが、莉堵を化け魚と勘違いした周囲の心無い言葉と、渡津依の本心を勘違いして屋敷を飛び出してしまう。
隣の山の国に向かった莉堵は、狐の子 久樹李《くずり》と出会い一晩の宿を乞う。
莉堵の様子を見にきた海竜の維矢留《いしる》と渡津依の側近 深都波《みづは》の争いに巻き込まれる形で付添の乃呼《のこ》が狐の呪いに掛かってしまう。
特効薬を得る為、狐狸の隠れ里を訪ねた莉堵は、薬の代わりに里に入り込んでしまった虎の子を追い払うようにと言われる。
何故か莉堵に懐いてしまった虎の子を連れて、山を下り始めた莉堵は、虎の子の飼い主の息子根郡須《ねぐす》に出会う。
虎の子を送って行った樹の国の国主の屋敷で、兄の埜州示《のすじ》と会った莉堵は、虎の子と共に、皇帝の生誕祝いに献上されることになった。
樹の国と地の国の献上品として皇宮に上がる莉堵と、海の国の元締めとして献上品を納める渡津依。
同じ皇宮に向かう二人は、想いを遂げることが出来るのでしょうか。
どんな高級食材でも手に入る筈の皇宮で、莉堵が作るお料理は?
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