Synopsis

萩原愁(はぎわらしゅう)には幼馴染の宮部奈緒(みやべなお)がいた。 金持ちの家に生まれた奈緒は、輝く瞳と髪があって……小さい頃から許嫁がいた。 愁は奈緒のことを想い、奈緒も愁のことを想っていたが、失ってしまうものの大きさに二人とも踏み出せないでいた。 そんなある日、いつものように二人きりでパンケーキを食べた放課後、不意に奈緒のスマホに許嫁から着信がある。 告げられた日常の終わる宣言に、それでも強がって受け入れようとする奈緒。 そこに涙を見た愁は、胸の奥から噴き出す感情が抑えられなくなって――。 「もし少しでも逃げたいと、助けてほしいと思うなら……この手を取れ。取ってくれ」 「私と一緒に……逃げてくれる?」 ――これは、すべてを捨てた二人が、かけがえのないものを手に入れる物語。

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Kakuyomu
Kakuyomu05/01/2026
  • Current寄り道の途中で、駆け落ち。