Synopsis

信じた人に裏切られることには、慣れていた。 侯爵令嬢ベアトリクスは「闇の魔女」と断罪された。 婚約者の王太子が宣告し、聖女が涙ながらに証言する。 父は庇わなかった。 弁明の機会すら、与えられなかった。 辺境への流刑が決まった朝、すべてを失った。 けれど彼女の手から溢れたのは、闇ではなく金色の光だった。 この世界の鑑定具では測れない、正体不明の治癒の力。 断罪の衝撃で蘇り始めた前世の記憶が、その力を導いていく。 辺境の砦で、彼女は軍医として働き始めた。 不治の病に冒された子供たちが、次々と運ばれてくる。 「闇の魔女」と怯えていた兵士たちの目が変わり始めた。 寡黙な騎士団長は、肩書を見ない男だった。 名前を呼ばず、理由も語らない。 ただ黙って、夜の森で彼女の背中を守っている。 王都では疫病が広がり、聖女の力は届かない。 追放した令嬢の名が、再び王太子の耳に届く。 彼女の光の正体を知る者は、まだどこにもいない。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Syosetu wo Yomou
Syosetu wo Yomou04/28/2026
  • Current断罪された悪役令嬢は治癒魔法の天才でした