Synopsis

こんにちは。茜ジュンと申します。 日本一周の旅の道中、雨に降られるテントの中でこれを書いています。 まだ旅をはじめて数週ですが、毎日のように母から「生存確認」の連絡が来ます。「風邪を引いていないか」とか「クマに襲われていないか」とか。 一人暮らしを始めたときもバイクツーリングに出かけたときもあまりそんなことは言わなかったのに、日本一周と聞くと不安になったみたいです。 数少ない友人も、「旅は順調か」とかちょくちょく電話やメッセージを送ってくれます。別にやっていること自体は普段の旅行と変わらないんですが、心配をかけてしまっているみたいです。 そんなことがあり、ふと気付きました。「あれ、もしかして茜、『アイツ死ぬかもしれない』と思われてる?」と。 そしてそう考えると、茜も少し不安になってきました。自分の生死を危惧してのことではありません。「もしかしたら母に二度と会えない可能性がある?」とか、「もしかしてもう二度と一緒に遊んだり、飯を食ったり出来なくなる?」とか、そういう不安。 一人で旅をしていても、多くの人と関わることになります。買い物をすればお会計をしてもらうし、観光地に行けば案内をしてもらうし。なんならそのへんのおじさんに「バイク旅ですか?」なんて話しかけることもしょっちゅうで(笑) そんなたった数分、下手をすれば数秒しか関わらない人が相手でも、話をすれば笑うし楽しい。声をかけてもらうだけで「ありがたいな」と思うわけです。だからなるべくこまめに「ありがとうございます」を言うように心掛けているつもりで。 でもそれよりずっとずっと関わりの深い身近な人への感謝って、意外と伝えられていないんじゃないか? と思ったのが当作品を書いたきっかけです(長) 茜は今、擬似的な「別れ」を体験しているわけですが、いつか、かならず、絶対に「本番」が来ます。 それを捻じ曲げることは残念ながら不可能。少なくとも今これを読んでいる皆さんが生きているあいだに不老不死の技術なんて完成しないでしょう。 これを読んで少しでもなにか感じることがあれば、ぜひその人に日ごろの感謝やきもちを伝えてみてくださいね。 ちなみに茜は今、ものすごく実家の猫を撫でたいです(母への感謝じゃないんかい) それでは。

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Kakuyomu
Kakuyomu04/26/2026
  • Current今しかないから