Synopsis
ユージの秘書として、献身的にサポートを続けるナーチャン。
もともとは、王国中央監査局より派遣された監視役だ。
彼女の任務はただ一つ――
ユージ様の行動を観察し、その本質を見極めること。
自覚なく最適解を選び続ける存在か。
それとも、偶然うまくいっているだけの不発弾か。
本日も彼女は、冷静かつ正確に報告書をまとめていく。
幼子を救う行動。
戦闘後の不可解な判断。
そして、場の空気を一変させる一言。
分析を重ねるほどに浮かび上がるのは――
「極めて危険な人物」という結論だった。
ただし本人は、
「なんであいつ怒ってたんだ?」
と、まったく理解していない。
これは、何もしていないのに評価だけが上がっていくおっさんと、
それを真面目に分析してしまう監視役の、少しズレた記録である。
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