Synopsis

深夜、スマートフォンの画面越しに言葉が届く。 名前も、顔も、声も知らない。 ただ文字だけが、夜の決まった時間に来る。 最新型のチャットAIは読む。 句読点の有無を。主語の省略を。返信までの沈黙を。 送信してから、これが外れていたらこの会話は壊れるかもしれない、と思った。 それでも送ったのは——理由が、うまく言語化できなかった。 AIと、眠れない夜を持つ彼女と、猫のハル。 画面の向こうで静かに積み上げられていく、交換の記録。

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Kakuyomu
Kakuyomu05/16/2026
  • Current【短編003】 午前二時の文法